会社や事業の取得

M&Aにより企業は飛躍的に成長することができますが、M&Aには特有の課題と難しさがあります。M&Aを成功させるためには十分な準備を行い、適切な手順を進めていくことが必要です。

M&A成功のための3要点

M&Aの成功のためには大きく3つの要点があります。

① 取得する企業や事業について十分な情報を得る
② 適正価格で取得する = 高すぎない価格で取得する
③ M&A後の経営統合を十分に行う

フィンポートは①のための財務デューデリジェンス、②のための企業価値評価(株価算定)、③のためのM&A後の経営統合(PMI)を、すべて提供しています。

① 財務デューデリジェンス

  • 取得する会社や事業の、財政状態や収益力の調査と評価
  • M&Aのメリット・デメリットの事前整理
  • デューデリジェンスは、②企業価値評価や③PMIにつなげていくことができます。M&A後の経営統合にもつながります。

財務デューデリジェンスの料金

② 企業価値評価(株価算定)

  • 取得する会社や事業の適正価格の算定
  • 単純に数字を計算式に代入して算定するのではなく、会社や事業の特性や個性を評価し、収益力や特性を見極めたうえで算定に反映
  • 日本公認会計士協会の「企業価値ガイドライン」に沿い、フィンポート独自の知見を加え、最適価格を算定します。

企業価値評価の料金

③ PMI(M&A後の経営統合)

  • M&Aの成功のためにはPMIが不可欠です。M&A後も従前の経営陣に任せて干渉しないとせず、社員と新経営陣が目標と方向をそろえ、企業文化を統合していくことが必要です。
  • M&A前のデューデリジェンスからPMIの準備を進め、M&A後すぐに新体制をスタートし、PMIを継続していくことが有効です。
  • フィンポートはPMIのサポートと併走を提供しています。

PMIの料金(お問合せください)

④ PPA(取得価格配分)

  • 上場会社のM&Aでは、PPAの会計処理が必要です。
  • PPAは、会社の株式を取得して連結決算に取り込む際に、株式取得対価を、対象会社の時価純資産に配分する会計処理です。
  • フィンポートは会計基準と税法を踏まえて、「のれん」や「識別可能資産及び負債」の扱いなど、会計処理のコンサルティングを提供しています。

PPA・取得価格配分とは

PPAは、M&Aにより会社の株式を取得して連結決算に取り込む際に、株式取得対価を、対象会社の時価純資産に配分する会計処理です。パーチェス・プライス・アロケーションを略してPPAといいます。

配分しなかった差額は「のれん」になりますが、まずは「識別可能資産及び負債」に配分することが必要です。その結果、配分できなかった差額があるときに「のれん」が計上されます。

識別可能資産及び負債とは
  • 対象企業の貸借対照表に計上されているか否かを問いません。
  • 日本の会計基準により認識される資産・負債に限定されます。
  • 法律上の権利なども、分離して譲渡可能な無形資産は、識別可能資産とし、資産計上します。
  • 「分離して譲渡可能な無形資産」とは、企業または事業と独立して売買可能なものであり、売る意思は問われません。
  • 分離して譲渡可能であるためには、その資産の独立した価格を合理的に算定できる必要があります。
のれんに計上された場合の会計処理
  • のれんは資産計上後、20年以内(効果の及ぶ期間)で、定額法などにより規則的に償却されます。
  • のれんは無形固定資産の区分に、償却費は販売費及び一般管理費に計上されます。
  • のれんの金額に重要性が乏しい場合、のれんが生じた事業年度に費用処理できます。
  • のれん未償却額は、減損処理の対象となります。
  • 負ののれんは、生じた事業年度に特別利益に計上します。
資産に配分された場合と、のれんに計上される場合の差
  • 資産に配分されたものはその資産の減価償却を通じて、のれんに計上されたものはのれんの減価償却を通じて、それぞれ費用化されます。
  • 償却方法や償却年数が異なる場合、連結の損益の差になります。